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コラム

削らない審美歯科とは?前歯の“部分矯正”でできること・できないことを徹底解説

目次

 削らないで前歯をきれいに──“動かして整える”という新しい選択肢

「前歯をきれいにしたいけど、削るのは怖い」──そんな悩みが増えています

歯を削らずにきれいにしたいという希望を持つ方が増えています。自然な歯を守りながら整えるという考え方が広がっているのです。

審美治療を希望する患者様の中には、「歯を削るのが怖い」「神経を残したい」「将来のことを考えて、できるだけ負担をかけたくない」と感じる方が少なくありません。従来のセラミック治療では、被せ物を装着するために歯を削る工程が必要でしたが、削る量が多いほど再治療のリスクや知覚過敏の可能性が高まります。
こうした背景から、「歯を削らずに整える」ことを重視した“削らない審美歯科”という考え方が注目されるようになりました。

中でも、マウスピースによる前歯の部分矯正は、自然な形で歯並びを整えることができる方法として人気です。健康な歯をできる限り残しながら、美しい口元を目指せる点が多くの患者様に支持されています。

削らずに整える“部分矯正”という新しいアプローチ

「削らない審美歯科」の代表的な手法が、マウスピースを用いた前歯の部分矯正です。透明なマウスピースを一定期間装着することで、軽度のガタつきやすきっ歯を削らずに整えられます。治療中の痛みが少なく、装置も目立ちにくいため、日常生活に支障をきたしにくい点が特徴です。

従来のセラミック治療やラミネートベニアのように歯を削って形を変える方法と異なり、マウスピース矯正は「動かして整える」アプローチです。天然の歯質を温存できるため、将来的なダメージを抑えつつ自然な仕上がりを得られます。


特に「すきっ歯が気になる」「前歯の並びを少し整えたい」といった軽度の悩みに向いており、審美性と機能性を両立した治療法といえます。

歯を削らない審美治療──前歯を美しく整える新しい選択肢

「削らない審美歯科」は、見た目の美しさを追求するだけでなく、歯の寿命を守るという点でも意義があります。マウスピース矯正によって自然な歯列を形成することで、噛み合わせが整い、清掃性も高まります。その結果、歯垢がたまりにくくなり、虫歯や歯周病の予防にもつながります。

また、ラミネートベニアのような「削って形を変える治療」と比べると、歯質を温存できる点が大きな利点です。歯への負担を最小限に抑えながら、見た目の改善を図る──これが削らない審美治療の本質です。審美性・機能性・持続性をバランスよく兼ね備えたアプローチとして、自然な笑顔を取り戻したい方に選ばれています。

POINT: 歯を削らずに美しさを整えることは、「見た目の満足」と「歯を長く守ること」の両立につながります。マウスピース矯正のような保存的な方法を活用することで、痛みを抑えつつ自然な笑顔を目指せます。
「削らない審美歯科」とは、見た目の改善だけでなく、歯の将来を見据えた治療選択なのです。

削らない審美歯科の定義と考え方

歯を削らず「動かして整える」ことを基本とする治療

削らない審美歯科とは、歯を大きく削ったり被せ物で覆ったりせず、「歯そのものを動かして整える」ことを重視した治療方針です。特に、前歯の部分矯正ではマウスピース型矯正装置を用いて歯列を微調整し、自然な見た目と機能を両立させます。従来のセラミック治療のように歯を削る必要がないため、歯質を最大限に残せるのが特徴です。

また、歯の神経を保護できるため、将来的な再治療リスクの軽減にもつながります。歯を「削って形を変える」のではなく、「自分の歯を活かして整える」ため、治療後の噛み心地や感覚も自然に保たれます。近年では、見た目の改善だけでなく「歯の寿命を延ばす」観点からも、この“削らない矯正”が注目されています。歯の保存を優先しつつ美しさを引き出すという点で、機能と審美の調和をめざす治療として位置づけられています。

自分の歯を守りながら、自然な見た目と機能を取り戻す

削らない審美歯科の大きな魅力は、自分の歯を残したまま自然な見た目と噛み合わせのバランスを整えられることです。歯を削る治療では補綴物の経年変化や再装着が必要になることもありますが、部分矯正なら歯の位置を根本から改善できるため、再治療の負担が少なく済みます。

さらに、歯の表面構造を保持することで、歯のエナメル質が持つ自然なツヤや透明感を損なわず、見た目の自然さを保ちやすくなります。汚れやプラークが付着しにくいため、歯周組織へのダメージを抑え、健康的な歯ぐきを維持しやすい点も利点です。見た目の改善だけでなく、発音や咀嚼などの機能回復にもつながり、長期的に安定した口腔環境を支える治療アプローチといえます。

“歯を残す美容医療”として注目される理由

従来の「削ってかぶせる審美治療」から、「削らずに整える美容医療」へのシフトが進んでいます。その背景には、健康志向の高まりとともに、歯の寿命や生体へのやさしさを重視する考え方が広まっていることがあります。削らない審美歯科は、天然歯の強度や感覚を守りながら、自然な見た目へ導ける点が支持されています。


また、マウスピース矯正やホワイトニングなどの低侵襲な方法を組み合わせることで、歯を犠牲にせずに笑顔の印象を高めることが可能です。こうしたアプローチは、単なる「見た目の改善」ではなく、「機能を保ちながら美しさを育てる」医療の一形態として位置づけられています。健康な歯を長く維持しながら口元の調和を整える“歯を残す美容医療”は、これからの時代に求められる審美歯科の新たな基準といえるでしょう。

POINT: 削らない審美歯科は「歯を残しながら美しさを整える」治療。歯の寿命を守り、再治療のリスクを抑えながら、自然で長持ちする笑顔を実現する考え方です。

 

削らずに整う前歯──マウスピース矯正でできること・変えられること

軽度のガタつき・すきっ歯・わずかな前突・ねじれなどを改善

前歯の「ほんの少しのズレ」や「すき間」、「軽いねじれ」などは、マウスピースによる前歯の部分矯正で改善できることが多いです。これらは歯の傾きや位置のわずかな不調和が原因で、全体矯正を行わなくても、前歯だけをピンポイントに動かすことで自然な整列が可能です。

削らない審美歯科の考え方に基づき、歯の形や質を極力守りながら整えるため、見た目の変化だけでなく、歯の健康を長く維持できるのが特徴です。治療により、自然で清潔感のある口元を目指せます。

マウスピース矯正で“歯を削らず動かす”仕組み

マウスピース矯正は、コンピューター上で歯の動きをシミュレーションし、段階的に歯を少しずつ動かしていく治療法です。装置は透明で目立たず、必要な力だけを加えるため、痛みが少ないのが特徴です。

最大の利点は、歯を削らずに整えられる点にあります。被せ物やラミネートベニアのように歯を削る必要がなく、自分の歯をそのまま活かして美しい歯並びを目指します。また、取り外しができるため、食事やブラッシング時のストレスも少なく、口腔衛生を保ちやすいのも大きなメリットです。

治療期間・通院ペース・仕上がりイメージの目安

部分矯正にかかる期間は、一般的に3〜9ヶ月程度です。動かす歯の本数やズレの程度によって異なりますが、全体矯正よりも短期間で効果が実感しやすい治療法です。

通院は1〜2ヶ月に一度のペースで、治療経過や装着状態を確認します。マウスピースは1〜2週間ごとに新しいものへ交換し、段階的に歯を理想の位置へ誘導します。仕上がりは、治療前にデジタルシミュレーションで可視化できるため、事前に「どんな笑顔になるか」を確認できる安心感があります。自然で違和感のない口元を目指す方に適した選択肢です。

POINT: マウスピース矯正は、歯を削らずに整える新しい審美治療です。自然で清潔感のある口元を保ちながら、短期間で理想の歯並びを目指せます。目立たず・痛みが少なく・衛生的な方法として、多くの患者様に選ばれています。

 

 削らない治療にも“限界”がある──部分矯正を勧めないケースとその理由

骨格のズレや咬み合わせを大きく変える症例は対象外

マウスピースによる前歯の部分矯正は、歯列の軽度な乱れやすき間を整えるのに適した方法です。
しかし、上下の顎骨の位置に大きなズレがある場合や、咬み合わせの高さ・角度を根本的に変える必要があるケースでは、適応外となります。これは、歯の位置だけを動かす治療では解決できない「骨格性の不正咬合」に起因する問題だからです。

無理にマウスピースで歯を動かそうとすると、歯列のバランスが崩れ、噛み合わせが不安定になったり、顎関節に負担がかかる恐れがあります。削らない審美歯科は「自然な範囲で整える」ことが前提であり、治療のゴールは“見た目だけでなく機能的に無理のない位置”に歯を導くことです。
そのため、骨格的なずれや噛み合わせ全体に問題がある場合には、全顎矯正や外科的矯正といった、より根本的な治療の検討が望まれます。

「無理に動かす」よりも、誠実に適応を見極めることが大切

部分矯正は「短期間・削らずに整う」という魅力がある一方で、すべての症例に万能ではありません。適応外の歯を無理に動かすと、歯根吸収や歯肉退縮などのリスクを伴うことがあります。そのため、信頼できる歯科医師による正確な診断と治療計画が欠かせません。

治療前にはCTや口腔内スキャンなどで歯根や骨の状態、顎の動きまで詳細に確認し、「どこまで削らずに対応できるのか」「無理のない移動範囲はどこか」を慎重に判断します。この“誠実な見極め”こそが、歯の健康と美しさを長期的に守る第一歩となります。

必要に応じて、他の治療を提案する場合も

部分矯正で対応が難しい場合、歯科医師は患者様の希望と口腔内の状態を踏まえ、最適な代替治療を提案します。たとえば、歯の傾きが大きい場合は全体矯正、歯の形そのものを整えたい場合は削らないラミネートベニアなどが選択肢となります。

重要なのは、「削らずにきれいにしたい」という思いを尊重しながら、無理のない治療計画を立てることです。部分矯正を軸に、他の治療法をバランスよく組み合わせることで、見た目だけでなく咬合機能の改善にもつながります。
“できること・できないこと”を明確に伝え、患者と医師が納得して進められる治療こそ、長く安定した美しさを維持するための最良の選択です。

POINT: 削らない治療には“できる範囲”と“限界”があります。無理に進めるのではなく、誠実に適応を見極め、必要に応じて他の方法を提案することが、長期的な健康と美しさを守る最良の選択です。

 

ラミネートベニアとの違い──“削らない”矯正を基本に、必要最小限で仕上げる考え方

ベニアは“形を変える”治療、部分矯正は“歯を動かす”治療

ラミネートベニアと前歯の部分矯正は、どちらも「歯並びや見た目を整える」目的を持ちますが、アプローチが根本的に異なります。ベニアは、歯の表面をわずかに削ってセラミック製の薄い板を貼り付け、形や色、歯並びの印象を変える“形を変える治療”です。

一方、マウスピース矯正などによる部分矯正は、歯そのものを少しずつ動かして位置を整える“歯を動かす治療”であり、歯質を温存しながら自然な美しさを引き出します。「削らない審美歯科」を重視する場合、まずは部分矯正で改善できるかを確認し、必要最小限の修正にとどめることが、歯を長く守るための合理的な選択の一つです。

削る/削らないという点での明確な違い

ラミネートベニアと前歯の部分矯正を比較する上で、最大の違いは「歯を削るかどうか」です。

ベニア治療では、セラミックを装着するために歯の表面を0.2〜0.5mmほど削る必要があります。一方、マウスピースによる部分矯正は、歯を削らず、歯列を物理的に動かすことで見た目を整える方法です。削る量を抑えることで、虫歯や知覚過敏のリスクを軽減しやすくなることが大きな利点です。

「できる限り削らないで整える」ことが、現代の審美歯科で求められる最小侵襲(ミニマルインターベンション)の考え方といえます。

「自然さ・持続性・歯へのやさしさ」で見た時の比較まとめ

見た目の美しさだけでなく、「自然さ」や「持続性」を考えると、マウスピースによる前歯の部分矯正は長期的なメリットが大きい治療法です。歯を削らないため、経年劣化や再治療リスクが低く、仕上がりも自分の歯そのものの自然な質感を保てます。

一方、ラミネートベニアは短期間で見た目を大きく改善できますが、経年による再装着や色調変化が生じる場合もあります。

そのため、まずは削らない矯正でどこまで整うかを専門家に相談し、必要に応じて最小限の補綴(ベニア)を組み合わせることが、歯へのやさしさと審美性を両立させる最も合理的なアプローチといえるでしょう。

POINT: ラミネートベニアは形を変える治療、部分矯正は歯を動かす治療。できる限り「削らない」選択を優先することで、歯の寿命と自然な美しさを両立できます。まずは部分矯正でどこまで整うか、専門医に相談してみましょう。

 

 治療期間・通院・費用をリアルに知る──部分矯正の相場と通いやすいプラン

マウスピース矯正の平均期間は3〜9ヶ月程度

前歯の部分矯正におけるマウスピース矯正の治療期間は、平均で3〜9ヶ月程度が一般的です。これは全体矯正に比べて動かす歯の本数が少なく、移動距離も短いことが理由です。治療期間は症例の難易度や歯の動きやすさによって異なり、軽度のすきっ歯であれば3〜4ヶ月で完了するケースもあります。

また、マウスピースは段階的に交換しながら歯を少しずつ動かすため、痛みが少なく、治療の進行をコントロールしやすいのも特徴です。重要なのは、装着時間を守り、毎日のケアを怠らないこと。計画通りに進めることで、短期間でも自然で美しい歯並びが得られます。

通院は1〜2ヶ月ごと、日常生活への影響が少ない

マウスピースによる部分矯正は、通院頻度が1〜2ヶ月に1回程度と少なく、忙しい方でも無理なく続けやすい治療法です。通院時には、歯の動きの確認や新しいマウスピースの受け取り、歯の清掃状態のチェックを行います。

装置自体は透明で目立ちにくく、取り外しも可能なため、食事や歯磨きの妨げになりません。仕事中や人前でも自然に装着でき、日常生活への支障が少ない点が支持されています。

また、オンライン診療やデジタルスキャンを活用するクリニックも増えており、治療管理の利便性が向上しています。生活リズムを崩さずに「削らない審美歯科」を実現できる点が大きな魅力です。

費用の目安と、無理のない治療計画を立てるための考え方

前歯の部分矯正の費用は、症例や使用する装置によって異なりますが、おおよそ20〜50万円前後が目安です。全体矯正に比べると費用負担が少なく、短期間で効果を実感しやすい点からも人気があります。

また、クリニックによっては分割払いや医療ローンの利用が可能で、月々1〜2万円程度から治療を始められる場合もあります。支払いプランを活用することで、費用面の不安を軽減し、無理なく治療を継続できます。

費用を比較する際は、「装置代」「通院管理費」「保定装置代」を含めた総額を確認することが重要です。見積もりの段階で追加費用の有無を明確にし、自分に合ったプランを選ぶことで、安心して“削らない審美歯科”を受けられます。

POINT:

マウスピース矯正は、短期間での改善が期待でき、通院や生活への負担も少ない治療法です。
費用面でも柔軟な支払い方法を選ぶことで、自分のペースに合わせて前向きに取り組めます。

 

 当院が選ばれる理由──“削らない矯正”を支える精密診断とアフター体制

iTeroスキャナーによる精密シミュレーション診断

当院では、マウスピースによる前歯の部分矯正を成功に導くために、新しいiTero(アイテロ)スキャナーを用いて精密な口腔内データを取得しています。従来の型取りとは異なり、わずか数分で歯列を立体的にスキャンし、誤差の少ないデジタルモデルを生成します。これにより、歯を削らない審美歯科においても、歯をどの位置まで動かせるか、治療後の歯並びがどのように変化するかを事前にシミュレーション可能です。

また、治療計画は歯の傾き・噛み合わせ・歯肉の形態までを総合的に分析したうえで設計されるため、見た目の美しさだけでなく機能的で安定した仕上がりを実現します。患者様は治療前に完成イメージを視覚的に確認でき、不安を解消したうえで治療をスタートできます。

「削らず動かす」ための症例設計と治療フロー

削らない審美歯科の根幹は、歯を削らずに動かして整えるという治療設計にあります。当院では、iTeroスキャンから得た3Dデータをもとに、歯の1本1本の動きをミクロン単位で計算。無理な力をかけず、歯根や骨への負担を最小限に抑えた部分矯正プランを立案します。

治療フローは、①精密診断→②シミュレーション→③マウスピース製作→④段階的な歯の移動→⑤保定という流れで進行。全工程を通じて“削らずに整える”という方針を一貫して守ります。歯の移動経過は定期的にチェックし、必要に応じて微調整を行うことで、自然で調和の取れた前歯のラインを実現します。

完了後も安心の保定・メンテナンス体制

治療完了後も、歯並びを安定させるための保定(リテーナー)管理と定期メンテナンスを重視しています。歯は矯正後、周囲の組織が新しい位置に慣れるまで動きやすいため、一定期間リテーナーの装着が必要です。当院では、患者様一人ひとりの歯列状態に合わせて装着期間や使用方法を丁寧に指導し、後戻りを防ぎます。

また、経過観察では噛み合わせや清掃状態もチェックし、必要に応じて微調整を実施。削らない審美歯科の目的は「見た目の改善」で終わらず、健康な歯を長く保つことにあります。治療後も歯の美しさと機能を維持できるよう、長期的なフォローアップ体制を整えています。

POINT: 当院の“削らない矯正”は、精密なiTero診断と個別設計により、機能性・審美性・持続性を高いレベルで両立しています。治療後も定期的なメンテナンスと保定管理で、美しく安定した口元を長く維持できる体制を整えています。

 

 よくある失敗例から学ぶ──マウスピース矯正を成功に導く3つのポイント

装着時間不足による動きの遅れ

マウスピース矯正では、1日20〜22時間以上の装着が理想とされています。装着時間が短いと、歯に加わる力が不十分となり、予定通りに動かない、または矯正が後戻りすることがあります。食事や歯磨き以外の時間に外している習慣が続くと、マウスピースが合わなくなるケースも見られます。

削らない審美歯科として前歯の部分矯正を行う場合、短期間で効果を出すには「毎日の継続」が最も重要です。アプリやタイマーで装着時間を管理し、規則的な装着を意識することで、歯の動きを安定させ、治療期間を予定通りに進めることができます。

無理な自己判断で中断してしまうケース

治療途中で「歯が動いてきたからもう大丈夫」と感じ、自己判断で装着をやめてしまうケースがあります。しかし、歯の位置が安定する前に矯正を中断すると、すぐに後戻りが起こりやすくなります。削らない審美歯科で行うマウスピース矯正は、歯を削らない代わりに「計画的な段階移行」が非常に重要です。

途中で外見が整っても、骨や歯根の位置が安定するまでリテーナーでの保定が必要です。中断は治療全体の精度を下げるため、少しでも違和感や不安を感じた場合は、必ず歯科医師に相談するようにしましょう。

成功のカギは「正しい装着」と「定期チェック」

マウスピース矯正を成功に導く最大のポイントは、「正しい装着」と「定期的なチェック」の両立です。マウスピースを正しい順序・期間で交換しないと、歯の動きが設計からずれてしまいます。特に前歯の部分矯正では、わずかなズレが最終的な仕上がりに大きく影響します。

また、定期チェックでは歯の動きや噛み合わせ、マウスピースの適合を確認します。治療経過を正確に把握し、必要に応じて微調整を行うことが「削らない審美歯科」の精度を高める鍵です。歯科医師との連携を欠かさないことが、美しく安定した結果への最短ルートです。

POINT: 成功の秘訣は、毎日の装着を怠らず、自己判断せずに定期チェックを続けること。歯科医師と二人三脚で取り組むことで、美しく安定した仕上がりへとつながります。

 

 歯を削らず、美しく──未来の笑顔を守る“削らない審美歯科”という選択

歯を削らない=“将来の健康”を守る選択

歯を削る治療は、短期的には見た目を整える効果がありますが、歯の寿命という観点では注意が必要です。歯は一度削ると再生しないため、削った部分から虫歯や歯の破折が起こりやすくなります。近年注目されている「削らない審美歯科」は、こうしたリスクを避け、自分の歯をできる限り保存する治療方針です。

特にマウスピースによる前歯の部分矯正は、歯を削らずに歯並びを整えることができる有効な手段です。歯の健康を長期的に守るには、「見た目の改善」と「歯質の保存」を両立することが重要です。

自然で清潔感のある前歯を手に入れるために

審美治療で求められるのは、人工的な白さではなく、自然で清潔感のある仕上がりです。前歯の部分矯正では、歯を削らずに歯列を整えるため、光の反射や歯の透明感といった“本来の美しさ”を損ないません。また、歯並びの改善により、歯ブラシが届きやすくなり、虫歯や歯周病のリスク軽減にもつながります。

ホワイトニングを組み合わせることで、より自然な明るさを実現することも可能です。削らずに整えることで、機能性と美しさの両立が叶います。

まずは「自分の歯がどこまで動かせるか」相談から

「削らない審美歯科」や「前歯の部分矯正」が適しているかどうかは、歯並びや骨格、噛み合わせの状態によって異なります。自己判断で始めるのではなく、まずは歯科医院で精密な診断を受けることが大切です。専門的なスキャンやシミュレーションを通じて、どの程度の移動で理想のラインが得られるかを確認できます。

適切な治療計画を立てることで、削らずに美しい前歯を実現できる可能性が高まります。まずは気軽に相談し、自分に最適な方法を見つけましょう。

POINT: 削らない審美歯科は、見た目の美しさと歯の健康を両立できる治療です。マウスピース矯正などの方法を活用し、できる限り歯を残しながら、自然で清潔感のある笑顔を目指せます。まずは診断と相談から始めましょう。

 

よくある質問Q&A──削らない部分矯正のリアルをわかりやすく解説

本当に削らずにできますか?

歯を削らずに整えることは可能です。ただし、適応範囲には個人差があるため、専門的な診断が大切です。

前歯の軽度な歯並びの乱れやすきっ歯であれば、「マウスピース矯正」で歯を削らずに整えることが可能です。歯そのものを削るのではなく、少しずつ位置を動かしてバランスを整えるため、自然な歯の形態を保てます。一方で、歯の角度やねじれが大きい場合は、見た目や噛み合わせのバランスを考慮して、エナメル質のごく一部を滑らかに調整するケースもあります。

つまり「削らない」は原則でありながら、仕上がりの精度を高めるための“微調整”が必要になることもある、という点を理解しておくとよいでしょう。歯の状態は一人ひとり異なるため、CTや口腔内スキャナーを用いた精密診断のうえで適応を判断することが重要です。

どのくらいの期間で終わりますか?

治療期間は3〜9か月程度が目安です。歯の移動量が少ないほど短期間で完了しやすく、アライナーの装着時間をしっかり守ることでスムーズに進行します。マウスピース矯正では、1〜2週間ごとに新しいマウスピースへ交換し、少しずつ歯を動かします。装着時間の遵守度や生活習慣、歯列の状態によって期間が変わるため、医師の指導に従いながら進めることが大切です。

また、短期間で終わることだけを重視せず、「歯が安定するまで」を含めたトータルの期間で考えると、長期的な安定につながります。目安。装着時間を守ることで、よりスムーズな進行が期待できます。歯の移動量が少ないほど短期間で完了する傾向があります。

 

痛みや発音に影響はありますか?

マウスピース矯正は、従来のワイヤー矯正よりも痛みが少ないとされています。新しいアライナーを装着した直後に軽い圧迫感を覚えることがありますが、通常は数日で慣れます。

発音への影響も少なく、透明な素材のため見た目にも自然です。初期段階で一時的に舌の動きが変わり、発音が不明瞭になることがありますが、日常会話での違和感は次第に解消されます。不安がある場合は、調整や装着の練習などを行うことでよりスムーズに慣れることができます。

 

噛み合わせは悪くなりませんか?

正確な設計と管理が行われれば、噛み合わせが悪化することはありません。治療前にはデジタルスキャンやCTを用いて歯の動きと咬合バランスをシミュレーションします。

ただし、マウスピースを自己判断で外したり装着時間が短いと、歯の動きが計画どおり進まず、噛み合わせにずれが生じることがあります。定期的なチェックを受け、必要に応じてアライナーを再設計してもらうことが、機能的にも美しく整えるための鍵です。

 

リテーナーはどのくらい必要?

矯正後の安定には「リテーナー(保定装置)」の使用が不可欠です。一般的には、矯正期間と同程度の保定期間が目安で、最初の数か月は終日装着し、その後は就寝時のみ装着するケースが多く見られます。

歯は時間とともに元の位置に戻ろうとする傾向があるため、保定を怠ると後戻りの原因になります。定期的な診察でリテーナーの状態を確認し、歯並びが安定するまで慎重に管理することが大切です。

 

ホワイトニングはいつ行うのがベスト?

ホワイトニングは、矯正完了後に行うのが理想的です。矯正中は歯が少しずつ動くため、薬剤が均一に作用しづらく、仕上がりにムラが出る場合があります。

歯並びが整ったあとに実施することで、より自然で均一な明るさに仕上げられます。リテーナー使用中でも施術可能な場合がありますが、歯科医師と相談し、最適なタイミングを決めると安心です。ホワイトニング剤の濃度が均一に作用しにくいことがあります。

矯正完了後に歯並びが整ってから行うことで、より均一で美しい仕上がりになります。また、リテーナーを使用する場合は、ホワイトニングのタイミングを歯科医師に相談すると安心です。

 

分割や医療ローンは利用できますか?

多くの歯科医院で分割・医療ローンが利用可能です。無理のない支払い計画を立てましょう。治療費を月々に分けて無理なく支払えるため、負担を抑えてスタートできるのが特徴です。

利用には審査が必要ですが、金利や手数料が低めに設定されているケースもあります。治療前のカウンセリング時に、費用の見積もりや支払いプランを相談するのがおすすめです。

POINT: 削らない部分矯正は、見た目の改善だけでなく、歯の健康を長期的に守る選択肢でもあります。痛みや違和感が少なく、自然な歯を大切にしながら整える治療法として、まずは気軽に専門医院へ相談することから始めましょう。

 

 

医療法人社団 栄潤会
LaLaテラス歯科クリニック南千住
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===監修者紹介===
医療法人社団栄潤会 理事長
高山 剛栄

略歴
日本歯科大学 卒業
ニューヨーク大学 インプラント卒後研修プログラム 卒業
コロンビア大学 インプラント卒後研修プログラム 卒業
医療法人社団栄潤会 理事長

所属学会・認定医・資格
ICOI 国際口腔インプラント学会 日本支部 副会長
ICOI 国際口腔インプラント学会 指導医 認定医
厚生労働者臨床研修指導医
日本歯周病学会
JAID 理事